トランプ・バイデンだけじゃない!アメリカ大統領選挙"第3の候補者"紹介11【最終回】

共和党のトランプ氏、民主党のバイデン氏以外にもたくさんいるけど、日本のメディアではなかなか紹介されないアメリカ大統領候補者について紹介してゆくシリーズの第10回。いよいよ最終回となりましたが、全く情報のない候補者についてはお手上げしました。

 

第1回

ジョー・ヨルゲンセン(リバタリアン党)

ホーウィー・ホーキンス(アメリカ緑の党)

グロリア・ラ・リヴァ(社会主義解放党)

 

第2回

ロッキー・デ・ラ・フエンテ(同盟党)

ドン・ブランケンシップ(立憲党)

ブロック・ピアース(無所属)

 

第3回

カニエ・ウエスト(無所属)

ブライアン・キャロル(アメリカ連帯党)

アリソン・ケネディ(社会主義労働者党)

 

第4回

ビル・ハモンズ(アメリカ統一党)

フィル・コリンズ(禁酒党)

ダリオ・ハンター(進歩党)

 

第5回

ジェイド・シモンズ(ビカミング・ワン・ネイション)

ジョー・マクヒュー(無所属)

ジェロームセガール(パンとバラ)

 

第6回

ブレイク・ヒューバー(認定投票党)

カイル・ケンリー・コピッケ(独立アメリカ党)

マーク・チャールズ(無所属)

 

第7回

ジョセフ・キショア(社会主義平等党)
プリンセス・カディージャ・M・ジェイコブ=ファンブロ(無所属)
キャンサー・スコット(無所属)

 

第8回

プレジデント・R19・ボディー(C.U.P.)
トム・ホフリング(生命・自由・憲法)
ジョン・マイヤーズ(生命と自由)

 

第9回

リッキー・スー・キング(系譜学で家族史がわかる)
サム・ティトル(立憲党)
ジェシー・ベンチュラ(アラスカ緑の党)

 

第10回

クリストファー・ラフォンティーヌ(無所属)
ゲイリー・スウィング(茹でガエル党)
H・ブルック・ペイジ(不機嫌な年老いた愛国者)

 

 

キース・マコーミック(Keith McCormic)

ブル・ムース党(BULL MOOSE)

https://i.gyazo.com/4380364844f4a559e179023a8e0bad5e.png

マコーミック氏Twitterより

 

民主・共和両党共に新自由主義を推し進めてきた反米エリートであると批判して今回の選挙に立候補しているのが声優でゲームデザイナーのキース・マコーミック氏です。ブル・ムースという党名は1912年に共和党が分裂した際、セオドア・ルーズベルト元大統領を中心に創立された政党、進歩党(Progressive Party)の別名から取っています。(1916年に解党)

リチャード・ダンカン(Richard Duncan)67歳

無所属

https://i.gyazo.com/6051289968899fd60b37dc8bcae3c615.png

ケント・ワイヤード・ドットコムより

不動産業で投資家のダンカン氏は2010年にオハイオ州議会下院議員選挙に第69区から無所属で立候補して落選。2012年と2016年には無所属で大統領選挙に出馬し。このうち2016年はトータルで24,308票を獲得しました。2018年にオハイオ州知事選挙にも無所属で立候補しています。高校生の娘の政治の課題を手伝ったことをきっかけに政治活動を始めたといいます。


ザカリー・スカルフ(Zachary Scalf)

無所属

情報が見つかりませんでした。

 

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その他の候補者は全部で33人。全員をこちらで紹介しました。

転載希望のメディア様や「その他の候補者」関係の案件がありましたらTwitter @ichiro_jeffreyまでお願いいたします。

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トランプ・バイデンだけじゃない!アメリカ大統領選挙"第3の候補者"紹介⑩

共和党のトランプ氏、民主党のバイデン氏以外にもたくさんいるけど、日本のメディアではなかなか紹介されないアメリカ大統領候補者について紹介してゆくシリーズの第10回。「茹でガエル党」の候補者などいよいよそれらしくなってきました。

 

第1回

ジョー・ヨルゲンセン(リバタリアン党)

ホーウィー・ホーキンス(アメリカ緑の党)

グロリア・ラ・リヴァ(社会主義解放党)

 

第2回

ロッキー・デ・ラ・フエンテ(同盟党)

ドン・ブランケンシップ(立憲党)

ブロック・ピアース(無所属)

 

第3回

カニエ・ウエスト(無所属)

ブライアン・キャロル(アメリカ連帯党)

アリソン・ケネディ(社会主義労働者党)

 

第4回

ビル・ハモンズ(アメリカ統一党)

フィル・コリンズ(禁酒党)

ダリオ・ハンター(進歩党)

 

第5回

ジェイド・シモンズ(ビカミング・ワン・ネイション)

ジョー・マクヒュー(無所属)

ジェロームセガール(パンとバラ)

 

第6回

ブレイク・ヒューバー(認定投票党)

カイル・ケンリー・コピッケ(独立アメリカ党)

マーク・チャールズ(無所属)

 

第7回

ジョセフ・キショア(社会主義平等党)
プリンセス・カディージャ・M・ジェイコブ=ファンブロ(無所属)
キャンサー・スコット(無所属)

 

第8回

プレジデント・R19・ボディー(C.U.P.)
トム・ホフリング(生命・自由・憲法)
ジョン・マイヤーズ(生命と自由)

 

第9回

リッキー・スー・キング(系譜学で家族史がわかる)
サム・ティトル(立憲党)
ジェシー・ベンチュラ(アラスカ緑の党)

 

 

クリストファー・ラフォンティーヌ(Christopher Lafontaine)

無所属

https://i.gyazo.com/476df049fd9cda019405de0e4e9295be.png

ラフォンティーヌ氏キャンペーンサイトより

電気工事業者に勤めるラフォンティーヌ氏は、かつて国務省のテロ対策問題を請け負う仕事をしていました。
今回の選挙ではコロナウィルス感染拡大対策として、州ごとではなく連邦レベルの対策が必要であり、陽性者に対して個人の責任を追求しないようにすべきである、としています。また、教育改革に重きを置いており、初等・中等教育においては技術教育の拡充、高等教育においては授業料の減免などを訴えています。

 

 

ゲイリー・スウィング(Gary Swing)52歳

茹でガエル党(Boiling Frog Party)

https://i.gyazo.com/5b7224ac2ff4a3fe152f01b5dffde92b.png

スウィング氏下院議員選キャンペーンサイトより

スウィング氏は2012年に下院議員選挙に緑の党公認候補としてコロラド1区で立候補し、民主・共和・リバタリアン各党の候補者に次ぐ4位で当選。2014年には下院選コロラド6区から出馬して同じく4位。2016年には上院選にアリゾナから立候補。2016年には下院選アリゾナ7区から立候補して民主党候補に次ぐ2位で次点となっています。今回は大統領選挙と共に行われる下院選にコロラド2区から統一党(Unity Party)の公認として立候補しており、それと同時に独自の政治団体茹でガエル党(Boiling Frog Party)で大統領選挙にも立候補しています。
茹でガエル党としては両生類市民の団結を呼びかけ、温暖化対策や両生類の権利獲得、絶滅危惧種の保護、ペルーの屋台でミキサーにカエルをかけて作るカエルジュースの販売への反対、カエルの足をレストランで販売することの禁止などを訴えています。

 

H・ブルック・ペイジ(H. Brooke Paige)67歳

不機嫌な年老いた愛国者(Grumpy Old Patriots)

https://i.gyazo.com/794293a06a5f82667de4607042fe1c0d.png

バーリントン・フリープレスより

ペイジ氏は2012年に上院選バーモント州選挙区に共和党予備選挙に立候補して敗北。2014年にはバーモント州司法長官選挙と同州知事選挙に民主党予備選挙に立候補していずれも次点に終わり、2016年もバーモント州司法長官選挙と州知事選挙の民主党予備選で次点。2018年にはバーモント州務長官選挙に共和党公認で立候補して落選。2020年も共和党公認でバーモント州務長官選挙と同州司法長官選挙に立候補していますが、同時に大統領選挙には独自の政治団体「不機嫌な年老いた愛国者」の代表として立候補しています。公式ページには州務長官選挙と司法長官選挙については述べられていますが、大統領選挙には言及がありません。

 

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その他の候補者は全部で33人。全員をこちらで紹介していきます。

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トランプ・バイデンだけじゃない!アメリカ大統領選挙"第3の候補者"紹介⑨

共和党のトランプ氏、民主党のバイデン氏以外にもたくさんいるけど、日本のメディアではなかなか紹介されないアメリカ大統領候補者について紹介してゆくシリーズの第9回。往年のプロレスラーや「自分には投票しないで」と呼びかける候補など。

 

第1回

ジョー・ヨルゲンセン(リバタリアン党)

ホーウィー・ホーキンス(アメリカ緑の党)

グロリア・ラ・リヴァ(社会主義解放党)

 

第2回

ロッキー・デ・ラ・フエンテ(同盟党)

ドン・ブランケンシップ(立憲党)

ブロック・ピアース(無所属)

 

第3回

カニエ・ウエスト(無所属)

ブライアン・キャロル(アメリカ連帯党)

アリソン・ケネディ(社会主義労働者党)

 

第4回

ビル・ハモンズ(アメリカ統一党)

フィル・コリンズ(禁酒党)

ダリオ・ハンター(進歩党)

 

第5回

ジェイド・シモンズ(ビカミング・ワン・ネイション)

ジョー・マクヒュー(無所属)

ジェロームセガール(パンとバラ)

 

第6回

ブレイク・ヒューバー(認定投票党)

カイル・ケンリー・コピッケ(独立アメリカ党)

マーク・チャールズ(無所属)

 

第7回

ジョセフ・キショア(社会主義平等党)
プリンセス・カディージャ・M・ジェイコブ=ファンブロ(無所属)
キャンサー・スコット(無所属)

 

第8回

プレジデント・R19・ボディー(C.U.P.)46歳
トム・ホフリング(生命・自由・憲法)59歳
ジョン・マイヤーズ(生命と自由)

 

 

 

リッキー・スー・キング(Ricki Sue King)

系譜学で家族史がわかる(Genealogy Know Your Family History)

https://i.gyazo.com/dc617fbeef32bd43f543b2735d089eaf.png

キング氏オフィシャルサイトより

系譜学者のキング氏はアイオワ州出身で初めての女性大統領候補とりして立候補しました。1904年にジャーナリストのジョージ・エドワード・タイラー氏(男性)が全国黒人民主同盟(National Negro Democratic League)から大統領選挙に立候補していますが、タイラー氏はアイオワ州で長く活動していましたが、出生地はアイオワ州ではなくアーカンソー州であったので、「出身」の定義次第ではキング氏は男女を通じて初めてのアイオワ出身の黒人大統領候補となります。この立候補そのものに意義があるとして、有権者には「票が無駄になるので自分には投票しないように」と呼びかけています。

 

 

サム・ティトル(Samm Tittle)

立憲党(Constitution Party)

https://i.gyazo.com/7a710bb953be130cd7ae4f9a8ce7d5ba.png

ティトル氏キャンペーンサイトより

立憲党は全国候補としてドランケンシップ氏を指名しましたが、ニューメキシコ州では予備選挙で4票獲得して勝利したサム・ティトル氏が立候補しています(ドランケンシップ氏は2票)。
ティトル氏は事務職や営業職、ウェイトレス、パラリーガルなど様々な職種を経験した人物です。


ジェシー・ベンチュラ(Jesse Ventura)69歳

アラスカ緑の党(Green Party of Alaska)

https://i.gyazo.com/c59b14f8a071b40c779a4dd509df6aff.png

ベンチュラ氏キャンペーンサイトより

1970年代から80年代にかけて「ザ・ボディ」のリングネームで活躍したベンチュラ氏は、引退後、俳優やラジオDJとして活動する中で政治に関心を寄せるようになり、1990年にミネソタ州ブルックリンパーク市の市長選挙に立候補して当選。1998年にはミネソタ独立党からミネソタ州知事選挙に立候補して当選して1期勤めました。
今回の選挙では皆保険や気候変動の防止、人種差別の撤廃、大麻の解禁などを訴えています。

 

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トランプ・バイデンだけじゃない!アメリカ大統領選挙"第3の候補者"紹介⑧

共和党のトランプ氏、民主党のバイデン氏以外にもたくさんいるけど、日本のメディアではなかなか紹介されないアメリカ大統領候補者について紹介してゆくシリーズの第8回。アメリカの選挙マニアが書いた記事を読みあさっています。

 

第1回

ジョー・ヨルゲンセン(リバタリアン党)

ホーウィー・ホーキンス(アメリカ緑の党)

グロリア・ラ・リヴァ(社会主義解放党)

 

第2回

ロッキー・デ・ラ・フエンテ(同盟党)

ドン・ブランケンシップ(立憲党)

ブロック・ピアース(無所属)

 

第3回

カニエ・ウエスト(無所属)

ブライアン・キャロル(アメリカ連帯党)

アリソン・ケネディ(社会主義労働者党)

 

第4回

ビル・ハモンズ(アメリカ統一党)

フィル・コリンズ(禁酒党)

ダリオ・ハンター(進歩党)

 

第5回

ジェイド・シモンズ(ビカミング・ワン・ネイション)

ジョー・マクヒュー(無所属)

ジェロームセガール(パンとバラ)

 

第6回

ブレイク・ヒューバー(認定投票党)

カイル・ケンリー・コピッケ(独立アメリカ党)

マーク・チャールズ(無所属)

 

第7回

ジョセフ・キショア(社会主義平等党)
プリンセス・カディージャ・M・ジェイコブ=ファンブロ(無所属)
キャンサー・スコット(無所属)

 

 

 

 

プレジデント・R19・ボディー(President R19 Boddie)46歳

C.U.P.

https://i.gyazo.com/5e265b1d89f80caecb5f34522cf025bc.png

MEDIA AND AMERICAN POLITICSより

すでに大統領を意味する「President」を名乗っているプレジデント・R19・ボディー氏。R19とは新約聖書の「ヨハネの黙示録」19章(Revelation 19.)を意味し、今回の選挙は「アメリカとイスラエルを統一せよ」とする神の啓示に基づいて立候補を決めました。

ニューハンプシャー州での共和党の大統領候補予備選挙に立候補して72票を獲得するも指名は得られず、C.P.U.(詳細不明)からの立候補となりました。

13歳の時に網膜色素変性症を患い盲学校を出ており、過去にはホームレス出会った経験から、今回の選挙ではホームレスの根絶と健康保険の確立や、食糧・健康管理局の新設を訴えています。また、トランプ大統領は聖書に登場する怪物「リバイアサン」であるとして、アメリカ人に与えられた試練なのだと主張しています。

プレジデント氏(法的な手続きに則った正式な名前)は、2018年にラップ曲”One Stone”をリリースしています。

www.youtube.com

 

トム・ホフリング(Tom Hoefling)59歳

生命・自由・憲法(Life, Liberty, Constitution)

https://i.gyazo.com/995600fb930b051d90290644ab9a833e.png

ホフリング氏キャンペーンサイトより

伝統的結婚観の擁護や中絶の廃止、銃規制の撤廃など保守的な政治思想を持つホフリング氏は、2012年にアメリカ党(American Party)から、アメリカ独立党の指名も受け、大統領選挙に立候補。2014年にはアイオワ州知事選挙の共和党予備選挙に、2016年はアメリカ党と立憲党の候補として大統領選挙に再挑戦。2018年には上院議員選挙アイオワ州選挙区の共和党予備選挙に挑戦しています。
今回の選挙では生命・自由・憲法(Life, Liberty, Constitution)という政治団体から立候補しています。

 

ジョン・マイヤーズ(John R. Myers)

生命と自由(Life and Liberty)

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マイヤーズ氏キャンペーンサイトより

カウンセラーのマイヤーズ氏は2003年にアラスカ独立党に入党しのちに副議長まで勤めましたが、2010年に立憲党に鞍替えし、その地方組織であるアラスカ立憲党を設立、議長に就任しました。2014年にアラスカ州知事選挙に立憲党から立候補し、2.5%の得票を獲得。この選挙では、事前に3017筆の署名を集め、投票用紙に立憲党を掲載させることに成功しました。
2016年には下院議員選挙にアラスカ30区から立憲党公認で立候補。同年には副大統領候補として立憲党から立候補しています。
今回の選挙では全ての借金を帳消しにする徳政令の実施、戦争の反対などを主張しています。

 

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トランプ・バイデンだけじゃない!アメリカ大統領選挙"第3の候補者"紹介⑦

共和党のトランプ氏、民主党のバイデン氏以外にもたくさんいるけど、日本のメディアではなかなか紹介されないアメリカ大統領候補者について紹介してゆくシリーズの第7回。いよいよ書ける内容が薄くなってゆきます。

 

第1回

ジョー・ヨルゲンセン(リバタリアン党)

ホーウィー・ホーキンス(アメリカ緑の党)

グロリア・ラ・リヴァ(社会主義解放党)

 

第2回

ロッキー・デ・ラ・フエンテ(同盟党)

ドン・ブランケンシップ(立憲党)

ブロック・ピアース(無所属)

 

第3回

カニエ・ウエスト(無所属)

ブライアン・キャロル(アメリカ連帯党)

アリソン・ケネディ(社会主義労働者党)

 

第4回

ビル・ハモンズ(アメリカ統一党)

フィル・コリンズ(禁酒党)

ダリオ・ハンター(進歩党)

 

第5回

ジェイド・シモンズ(ビカミング・ワン・ネイション)

ジョー・マクヒュー(無所属)

ジェロームセガール(パンとバラ)

 

第6回

ブレイク・ヒューバー(認定投票党)

カイル・ケンリー・コピッケ(独立アメリカ党)

マーク・チャールズ(無所属)

 

 

ジョセフ・キショア(Joseph Kishore)40歳

社会主義平等党(Socialist Equality Party)

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キショア氏(左)キャンペーンサイトより 右は副大統領候補のノリッサ・サンタクルーズ

社会主義平等党は第4インターナショナルアメリカ委員会を前身に持つトロツキスト政党で、1984年から2000年をのぞき今回まで毎回大統領候補を擁立しています。
活動家でブロガーのキショア氏は2008年から委員長を勤めており、今回の選挙では民主・共和両島とも支配階級の政党であり、労働者階級を代表する政党が必要だと訴えています。
過去には同じく今回の選挙に立候補している立憲党のブランケンシップ氏が経営していたマッシー・エナジー社が起こした死亡事故について企業への責任追求を行い、最終的に企業側の過失を認めさせることに成功しています。

 

プリンセス・カディージャ・M・ジェイコブ=ファンブロ(Princess Khadijah M. Jacob-Fambro)

無所属

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カディージャ氏キャンペーンサイトより

 

2016年の大統領選挙には革命党(Revolutionary Party)から立候補していたプリンセス・ジェイコブ氏は、今回無所属での立候補。自然エネルギーへの転換やBLACK LIVES MATTER運動への支持、全50州での大麻の解禁などを主張しています。

 

キャンサー・スコット(Cancer Scott)

無所属

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スコット氏キャンペーン用Facebookページより

キャンサー・スコット氏は障害を持った退役軍人で、コンピューターエンジニアです。データを駆使して各種の問題を解決すると訴えています。陸軍で4年4ヶ月の兵役を終えたのち、データアナリスト、エンジニアとして勤務し、2019年に起業。現在はコロラド大学の大学院博士課程に在籍しています。

 

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トランプ・バイデンだけじゃない!アメリカ大統領選挙"第3の候補者"紹介⑥

共和党のトランプ氏、民主党のバイデン氏以外にもたくさんいるけど、日本のメディアではなかなか紹介されないアメリカ大統領候補者について紹介してゆくシリーズの第6回。だんだんと情報収集が難しい候補者が増えてきます。

 

第1回

ジョー・ヨルゲンセン(リバタリアン党)

ホーウィー・ホーキンス(アメリカ緑の党)

グロリア・ラ・リヴァ(社会主義解放党)

 

第2回

ロッキー・デ・ラ・フエンテ(同盟党)

ドン・ブランケンシップ(立憲党)

ブロック・ピアース(無所属)

 

第3回

カニエ・ウエスト(無所属)

ブライアン・キャロル(アメリカ連帯党)

アリソン・ケネディ(社会主義労働者党)

 

第4回

ビル・ハモンズ(アメリカ統一党)

フィル・コリンズ(禁酒党)

ダリオ・ハンター(進歩党)

 

第5回

ジェイド・シモンズ(ビカミング・ワン・ネイション)

ジョー・マクヒュー(無所属)

ジェロームセガール(パンとバラ)

 

 

ブレイク・ヒューバー(Blake Huber)70歳

認定投票党(Approval Voting Party)

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ブレイク・ヒューバー氏 認定投票党公式サイトより

認定投票党はその名の通り、認定投票の実施を求めるシングルイシュー政党です。小選挙区制では、当選者が1人しかいない選挙区で、有権者は候補者の中から1人を選んで投票するわけですが、その場合主張や支持層が重なる候補者が複数名立候補してしまうと、いわゆる「票の食いあい」が起こってしまいます。
これを解消する案が「認定投票」です。
Wikipedia認定投票】 
同党は2016年の大統領選挙にも候補者を擁立しており、ヒューバー氏は副大統領候補でした。ヒューバー氏は2018年のコロラド州官選挙にも認定投票党から立候補している他、17歳から政治活動に関わっています。

 

カイル・ケンリー・コピッケ(Kyle Kenley Kopitke)

独立アメリカ党(Independent American Party)

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コピッケ氏キャンペーンサイトより

コピッケ氏は息子がMMRワクチン接種直後に自閉症になってしまった経験を受け、反ワクチン論を展開しています。Facebookはコピッケ氏のWebsiteをシェアできなくしている、と主張しており、その理由について世界政府の樹立、新世界秩序の確立など言ってはいけないことを主張しているからだ、と述べています。

Twitterで筆者ををフォーバックした唯一の候補者でもあります。

 

マーク・チャールズ(Mark Charles)

無所属

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チャールズ氏公式Facebookより

 

チャールズ氏はアメリカ先住民ナバホ族の父とオランダ系アメリカ人の母の間に生まれた、活動家で、キリスト教の牧師でもありました。先住民の権利に関する著作も多くあります。チャールズ氏2009年にオバマ大統領によって署名されたアメリカ先住民に対する謝罪文が、公に発表されたり、読み上げられることがなかったことに対する抗議として、2012年にホワイトハウスの前で謝罪文を公開朗読する集会などの活動をおこなっています。
今回の選挙では合衆国憲法に書かれている「各州の人口 は、年期を定めて労務に服する者を含み、かつ、納税義務のないインディアンを除いた自由人の総数に、 自由人以外のすべての者の数の5 分の3 を加えたものとする。」とされている第2条について、奴隷制を前提としている「自由人(free Persons)」を単に「人(Persons)」に書き換え、先住民差別となっている「かつ」以降を削除すること、また大統領を代名詞[He]で受けることは性差別的であるとして[They]に書き換えることなどを提案しています。

 

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トランプ・バイデンだけじゃない!アメリカ大統領選挙"第3の候補者"紹介⑤

共和党のトランプ氏、民主党のバイデン氏以外にもたくさんいるけど、日本のメディアではなかなか紹介されないアメリカ大統領候補者について紹介してゆくシリーズの第5回。哲学者からミスアメリカまで多様な顔ぶれが揃っています。

 

第1回

ジョー・ヨルゲンセン(リバタリアン党)

ホーウィー・ホーキンス(アメリカ緑の党)

グロリア・ラ・リヴァ(社会主義解放党)

 

第2回

ロッキー・デ・ラ・フエンテ(同盟党)

ドン・ブランケンシップ(立憲党)

ブロック・ピアース(無所属)

 

第3回

カニエ・ウエスト(無所属)

ブライアン・キャロル(アメリカ連帯党)

アリソン・ケネディ(社会主義労働者党)

 

第4回

ビル・ハモンズ(アメリカ統一党)

フィル・コリンズ(禁酒党)

ダリオ・ハンター(進歩党)

 

 

ジェイド・シモンズ(Jade Simmons)47歳

ビカミング・ワン・ネイション(Becoming One Nation)

 

https://i.gyazo.com/07a6642a12514992a0b5c21164508905.png

シモンズ氏キャンペーンサイトより

1999年のミス・イリノイで、同年に行われたミスアメリカ2000で準優勝となった経歴を持つ、ピアニストで起業家のジェイド・シモンズ氏は、信仰についての著書があるほどの敬虔なキリスト教徒で、今回の選挙でも政策の第一に「神を崇めよ」と掲げています。しかし、そのほかの政策については格差の是正や女性、黒人、性的少数者の権利拡大などリベラル寄りと思える物が並んでいるほか、自身がピアニストであることから、アーティストへの経済的・制度的な支援を掲げています。

 

ジョー・マクヒュー(Joe McHugh)42歳

無所属

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マクヒュー氏キャンペーンサイトより

 

マクヒュー氏は元海軍軍人の起業家で、過去には2014年にミシガン27区の下院議員民主党予備選挙に立候補しており、12%の得票を得て5人中4位に付けています。今回の選挙ではFRB(連邦準備銀行)を廃止し、環境に優しく、市民が所有する透明性の高い信用組合に置き換えることを公約に掲げています。また、大麻の解禁や中産階級以下へのベーシックインカムの実施、イランに対する戦争の反対、学生ローンの充実、同性愛者の権利拡大や銃規制への反対などを政策として発表しています。

 

ジェロームセガール(Jerome Segal)76歳

パンとバラ(Bread and Roses)

https://i.gyazo.com/4a2a421559de94e4c7106a688626f0c7.png

セガールキャンペーンサイトより

哲学者のジェロームセガール氏は経済政策を担当する官僚としてアメリカ国際開発庁などで働いたのち、メリーランド大学の上席研究員を勤めました。1980年代前半から中東の平和運動に携わり、ユダヤ人でありながらパレスチナ独立運動を支援しました。2018年に上院議員選メリーランド選挙区での民主党予備選挙で2万票あまり、3.5%の得票を獲得するも現職のベン・カーディンに及ばず、自身が代表となって結党した社会主義政党「パンとバラ」からの立候補を模索したものの、予備選立候補者の本選出馬を禁止するメリーランド州法に阻まれて断念。シーガル氏はそれを受けて同法を改正する請願書の1万5000筆を超える署名とともに提出し、2020年の選挙からは予備選敗退者も立候補が認められることとなりました。今回の選挙では現職のトランプ氏から票を奪うことが目的であることを明言しており、民主党共和党が拮抗しているいわゆる「スィング・ステート」には届出をしていません。
今回の選挙では、余暇を十分に鳥、有意義な仕事と美しい環境の中で、多くはなくても十分な収入を得ることができることを新たな「アメリカンドリーム」と定義し、格差の是正など社会主義に基づく政策を発表しています。

 

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その他の候補者は全部で33人。全員をこちらで紹介していきます。

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