【PR記事】那覇市議会議員選挙についてのお話

 

【先に結論】

那覇市民のみなさん、市議選には「中村圭介」と書いてください。お願いします。

www.nakamurakeisuke.com

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【本題の前にお知らせ】

TBSラジオ荒川強啓 デイ・キャッチ!」 で先日の都議会議員選挙のお話をしました。

www.tbsradio.jp

リンク先からか、radikoアプリのタイムシフト機能やラジオクラウドアプリでお聞きいただけますので、お時間のある方はぜひ。

 

【以下この選挙への見解】

<<那覇市議会の構図>>

いままでにいろんな選挙を見てきましたが、ここまで面白い選挙は他にありません。

中央政界では自民・公明(+維新)の政権与党対民進・共産を中心とした野党連合という構図ですが、沖縄県議会も那覇市議会もこの構図に当てはまっていません。

4年前(2013年)の選挙では自民党が17名当選しました(推薦含む)。しかし仲井眞前知事の辺野古新基地建設容認に端を発したごたごたを巡り、ほとんどの自民党市議が当時市長だった翁長雄志の知事選出馬を支援し、最終的に自民党に残った市議は4名。

自民党を離れた議員も一枚岩というわけではなく、新風会、なはの翼など、民主(民進)党議員を巻き込みながら会派の改変を繰り返しました。

公明党は7議席ありますが、中央と異なりこちらは辺野古新基地建設容認の立場をとっていません。また、現在の城間市長体制に対しては「反対」としている自民党とは距離を置き、あくまで「中立」の立場を堅持しています。

市議会が議長交代を巡って「オール沖縄」と呼ばれる市議会与党が分裂含みで大きく対立した際には最終的に公明党から議長を輩出するというかたちで、バランサーの役割を果たしています。

一方で共産党は完全に与党の立場で議会にあたっていますので、議事録などをチェックするとわかるとおり、国会でいうと自民党議員の大臣に対するような切れ味の弱い眠たい質問が目立ちます。

 

<<今回の選挙では>>

そんな状況下で行われる今回の那覇市議会議員選挙。

自民党は推薦含め14名の候補者を立てていますが、仮に全員当選しても前回比減です。(前回17人)それに対し、新風会を含む翁長知事・城間市長を支える保守系無所属が9名。民進党は2名候補者を出しています。

共産党は前回6名全員当選していますが、今回は7名出馬。前回共産党公認で当選した翁長大輔さんは市議選直前で離党して無所属での出馬となっています。

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社民・社大はそれぞれ現職のみ合わせて3名を。補欠選挙で当選した「オール沖縄」の革新系勢力から支援を受けた宮城恵美子さんも出馬しています。

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下地幹郎衆議院議員がイニシアチブをとる沖縄「維新の会」は公認・推薦・支持あわせ4名と、下地代議士の選対にいた奥間綾乃さんが無所属で立候補しているほか、下地氏との関係が指摘されているものの公にはしていない方が複数名出馬しています。

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独立系無所属としては前泊美紀さん、中村圭介(身内なので呼び捨て)の現職二人からなる市議会会派「無所属の会」。

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政治団体「給食にステーキを。」の砂川伸彦さん。

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元職82歳で20年ぶりの出馬となる料理研究家の渡口初美さん。

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常連の石田辰夫さん、「かりゆしクラブ」から「琉球独立党」に再改名した屋良朝助さん。

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「命どぅ宝! 琉球の自己決定権の会」から下地厚さん。

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発明家で福島県知事選にも出馬歴のある高橋喜重さん。

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沖縄人民党」の復活を掲げる遠藤正治さん、幸福実現党の徳留博臣さんといった多様な顔ぶれが立候補しています。

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 ここでも書けないようなヤバい話題もいろいろ仕入れてしまいました。いずれオフレコでお話ししますね。

定数40の選挙に67名が立候補しており、27名が落選となる見込みです。(下位候補が法定得票数を超えない場合はこの限りではない)

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<<選挙後の構図について>>

報道では「自公での過半数」とか「城間市長派が多数」といった指標が示されると思いますが、はっきりいってどんな結果が出てもボンヤリとした感じになると思っています。

 

「オール沖縄」勢力は画期的な保革の連帯といいつつ、実質基地問題以外の政策ではその限りではないようですし、革新勢力は与党になってそれまで反対していた案件についても城間市政に配慮するために態度を変えた事例も少なくありません。

 

一方で残っている自民党の現職4人のうち3人は当選1回。新人候補にも政治経験が豊富な方は少なく、当選後の会派・自民党としての運営は課題含みです。

 

ボンヤリとしてしまう最大の理由は、那覇市には重大な政策課題が少ないということに尽きるのではないでしょうか。

琉球新報が候補者に訪ねたアンケートで「力を入れたい政策・課題」

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は「子育て・待機児童対策」、「子どもの貧困」、「高齢者福祉」といったテーマが並びます。

浦添への軍港移設問題などシビアな論点もあるにはあるのですが、比較的財政状況が安定している那覇市においては「お金をどこに・どのように使うか」といったミクロ視点からのポイントでの争いになるものと考えられます。(待機児童対策はすべきではない!という立場をとっている人はいないし考えにくい)

 

<<そこで中村圭介>>

「はじめよう、市民の手によるまちづくり」というコピーで4年前に当選した中村圭介は今回「ひろげよう、市民の手によるまちづくり」というコピーを使っています。

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市民の協同参画を中心テーマに据え、保守・革新の立場を明確にせずに是是非非の立場でこれまで議会に立ってきました。

政治の現場で起きていることに無関心でいられるのはある意味で幸福な状況なのかもしれません。とはいえ私たちは君主制を否定して民主主義社会の中で生活を営んでいるわけで、主権者として社会を担っていくやりかたをとってるはずです。丸山真男もそんなようなことを言っていた気がします。代議制をとっている関係で、政治家の特権化が進み、私たちから遠く離れた存在として認識せざるを得ない日常の中で、納得のいかない政策がすすめられてはテレビを見ながらツイッターに愚痴をこぼすことしかできない無力感や諦めを抱えざるをえないのが私たちの日常ではないでしょうか。

中村圭介は市内の課題について市民の声を聴くだけでなく、対話と議論を重ねてしっかりと合意形成をしてゆくプロセスを重視してこれまで成果を上げてきました。政治的な課題を解決するためには、アタマノイイ議会の方々・役所のみなさんが策を練ってくださって民にほどこしてくださる、というやり方のほうがうまくいくこともあるかもしれません。でもそれが上手くいかなかったときに損をした私たちは政治の責任にしてしまいますよね。中村圭介が市民との対話によるプロセスを重視しているのは、上手くいっても・いかなくても、私たちがそれに「納得できるか」。結果に市民として責任が持てる状況を対話によって作りたいという信念からだったと思います。昔出馬する前にそんなようなことを言っていたかと思います。(ちがったらごめん)

党派のパワーバランスに大きく左右される県庁所在地の市議会に中村圭介のような議員が誕生したことは非常に画期的なことだと思っていますし、この流れを全国に広めて発信できる議員を増やしてゆけば私たちと政治の距離は確実に縮まるものだと思っています。中村圭介はこれまでカフェでのサロン、ライブハウスでのトーク繰り返し行い、政治への関心が必ずしも高くなかった層にアプローチしてきました。ちなみに昨年6月には僕と2人トークもやりました。

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那覇市では確実に政治が市民の手に戻り始めています。

選挙結果で決まる議会の構成次第で次の4年もいろいろなことがあるはずです。

でも、どんな議会構成になってどんな市民的な課題があっても中村圭介がその姿勢を変えることはありません。私が約束します。

 

政治への愚痴をつぶやき続けたり、関心を持たなかったりする生活のほうが市民としては楽なのかもしれない。

だけど、私たちの身の回りの愛する人、子や孫が生きてゆく社会を私たち自身が責任をもって作り上げてゆく未来のために、那覇市のみなさんは明日の投票日に「中村圭介」に一票を。那覇市以外のみなさんはぜひ選挙に出て協同によるまちづくりを。

ご清聴ありがとうございました。